今日の西村雄一さんの講演会は「実に楽しい90分だった」との、当日大勢来た同窓生の一様の感想
でした。

先に「審判の仕事とは」という入門編の話があり、あとはFIFA南ア大会のホットな話題が出て、会場は
大いに盛り上がりました。最後に校長先生が謝辞で述べられたように、「90分間があっと言う間に過ぎ
た」感じの講演会でした。

新聞などの写真で見た険しい表情から想像していたのとはまったく違う、柔和な表情でした。彼自身も
母校への凱旋という、ほかでは味わえない感情が作用していたのかも知れません。本当にイケメンで
表情は優しく気配りも見られ、話もパソコンの動画・静止画面を自在に使っての見事なものでした。話
題を硬軟をうまく組み合わせていることも鮮やかでした。拍手で迎えられて照れくさそうに入ってきた瞬
間から魅了されました。オーラとかいうような重苦しいなものではなく、非常に親しみの持てる雰囲気が
なにか不思議にも思えました。

会場は生徒と保護者でほぼ満員でした。正面真ん中に現役サッカー部が陣取っていて、西村さんは
彼らを上手に使って話しを盛り上げていました。やり取りの中で一人3級審判員の資格を持っている部
員が見つかりました。「オッ、資格が上がったんだね」と西村さん。演台の脇に生の各国ユニフォーム4
点と審判用、実戦に使ったボールや審判としてもらったメダルなどを並べ、ボールとメダルは全員に回
して触らせてくれました。ブラジルのユニフォームは、なんとあのレッドカードの選手のものだったようで
す!終わってからの質疑応答もなかなか聴きごたえのあるやり取りでした。

同窓会席は正面最前2列に用意されていて、秋山事務局長をはじめ総勢10名で聴講しました。そして
終演後、校長応接室でPTA会長の計らいでしばしの歓談、写真撮影を行いました。

西村さんは「今はひたすら11月13日(土)に国立競技場にて行われるAFCチャンピオンズリーグ決勝戦
に向けてしっかりと準備を進めて行きたい」とのことでした。国際試合で年間100試合以上、海外へ出て
いるそうです。

                                                      (M記)

西村雄一さん(43回)の講演会