創立百周年記念事業を実現する募金活動(第二期)
同窓会長ご挨拶
創立100周年記念事業を実現するために、募金活動を行ってきました。募金額は約2900万円で、延べ1388名の方々から温かいご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
しかし、募金目標額の約3割、参加率は会員数の1割を割ります。そこで、体制を立て直すために3月末でいったん締め、新年度から「第Ⅱ期」として、募金目標達成に向けて、より多くの会員、とく若い世代の会員のご協力を得たいと存じます。
すでにご参加いただいた会員には、さらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。
お金の話ばかりで恐縮ですが、朝陽同窓会会費納入も芳しくありません。『朝陽』の発送者の内、会費が免除されている卒業5年目までの会員と寿会員(80歳、今年度から8回生以上)を除いて、会費対象者の納入率は約24%です。会費をご納入の上、記念募金も是非お願いたします。
同窓会長 田中俊郎
創立100周年記念募金趣意書(第II期)
ご挨拶
2022年の学校創立100周年に向けて記念募金をお願いしたところ、この2年間(第Ⅰ期) で募金額は、2017年3月31日現在で、29,194,873円、募金者数は延べ1,398名にのぼ りました。厚く御礼申し上げます。
早速、記念事業の3本柱の内、給付型朝陽奨学金 の支給と館山寮(旧塩見寮)の食堂・厨房の冷房設備導入等に使わせていただきました。
しかし、 募金目標の約3割しか達成できておりません。 そこで、3月末で締め、体制を立て直して、新年度(平成29年度)から記念募金第Ⅱ期を開始し、残りの70,000,000円の目標に向けて、皆様に再度のご協力をお願い することになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
創立100周年記念事業実行委員会 委員長 田中 俊郎(17 回)
事業計画
募金要領
●名 称 創立100 周年記念募金(第Ⅱ期)
●目標額 7,000万円
●目 的 •朝陽奨学金の新設
•館山寮の改築
•集いの場の確保
●期 間 2018年度末までの2年間
●単 位 一口1万円 1万円未満のご寄付も受付けます。
ご芳名を末長く顕彰させていただきます。
朝陽66号と同封で皆様のお手元に平成29年5月に送付されます募金趣意書の払込用紙にてお近くの郵便局から払込みお願い致します。
なお、
同期会やクラス会で集まった方々に募金を呼びかけていただける場合は、同窓会事務局にご連絡いただければ、振込用紙を幹事の方にお送りいたします。お手数をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
◆払込上の注意点 払込用紙の該当する欄に必ずレ印をご記入ください。
•ご芳名の掲載希望 掲載/ 非掲載のいずれかを選択ください(無印は非掲載扱い)
顕彰にあたり「ご芳名・卒業期回・クラス」を、同窓会誌(「朝陽」等)に掲載いたします。また、2022年に設置予定の銘板にもご芳名を記し永く留めさせていただきます なお、募金額は掲載しません。
•100 周年記念募金の他、年会費、長期会費が払込めます。
◆個人情報の保護 ご寄付に際し頂いた氏名や個人情報は朝陽同窓会の個人情報保護方針に基づき 朝陽同窓会活動に必要な場合のみに限定利用します。
◆寄付の税制上の優遇措置について 朝陽同窓会が人格のない社団(任意団体)であるため、適用はありません。
朝陽奨学金創設
~夢に向かって高校生活を充実~ 新宿高校 中川徹副校長
今年度から本校朝陽同窓会による奨 学金制度、「朝陽奨学金」が創設されま した。この奨学金制度は、本校が平成 34年に創立100周年を迎えるにあたり、
その記念事業の一環として創設され、 奨学金の原資は、多くの同窓生から100周年に向け た募金によるものです。同窓生の母校新宿高校に対 する気持ちに感謝するとともに、改めて御礼申し上
げます。
本校に入学してくる生徒たちの家庭の経済環境も 様々で、この朝陽奨学金制度が貸与で なく給付で あることは、生徒・保護者も安心して高校生活に集 中することができ、大変ありがたい制度です。生徒 はこの奨学金制度を活用し経済的な心配をすること なく、学習や部活動、特別活動に集中し、受験勉強、 そして大学進学等将来について考えながら高校生活 を送ることができます。自分の夢をあきらめずに高 等学校での生活を充実させられることは、大変大き な意味があるものと考えます。
新宿高校は、「全員指導者たれ」を校是とし、「自主・ 自律・人間尊重」「文武両道」を目指し、古豪復活 に向け教育活動を実践しております。進学実績も右 肩上がり、毎年良い結果を残し、中学校や進学塾か ら、「入学した生徒の力を一番伸ばす都立高校」と 言われるまでになりました。
同窓生の皆様、新宿高校はこれからますます発展 し活躍していきます。どうぞ応援よろしくお願い申 し上げます。新宿高校は、創立100周年に向け、同
窓会との連携を深め、教育活動を実践してまいりま す。今後もいろいろな形での御支援を賜りますよう、 お願い申し上げるとともに、改めてこの「朝陽奨学
金」制度に対し御礼申し上げます。
館山寮の改築
昨年の8月に同窓会会員の希望者 22名で「館山寮見学ツアー」を組み、 100周年募金の一部を利用して改修し たばかりの館山寮(旧塩見寮)に行
った。その日はうだるような猛暑日でバスから降り たら見学者は食堂にまっしぐらに駆け込んだ。前年 までそこにはなかった冷房がしっかりあるからだ。
「この暑さは尋常ではなく、臨海教室の維持、運営 面で生徒やスタッフの大きな負担になっていた」と 語る朝陽水泳会会員で管理人の下島正幹さん(23回)
にお話を伺った。
臨海教室をいつまでも ~安全と安心を求めて~ 館山寮管理人 下島正幹さん(23回)
館山寮へは社会人になってからも須田一先生と共 に行く機会が多くあった。 結婚後もあることをきっ かけに寮の近くにお住いの浦岡先輩(中1回)に家
族ぐるみでお世話になるなど、途切れることなく毎 年行く機会があった。その度に臨海教室の遠泳指導 などを通し生徒たちに接し、また館山寮の運営にも
関りを持つようになった。
臨海教室は毎年延べ50名程の大学や社会人の若 手OB OGの惜しみない協力が支えとなっている。 留学で明日ドイツに向かうという前日まで指導に当
たったり、指導の合間を縫って期末試験に臨むなど 大学生OB OGの熱意は絶大だ。準備や片付けとい った真夏の重労働に耐え、生徒の安全を第一に水泳
指導にあたる水泳部OB OGの皆さんに脱帽する。 誰でも思い出すのが沖ノ島までの約2Kmの遠泳。 気温、海温、海流、雷、竜巻、地震など気象状況も
昔から大きく変化してきている。 事故の無いように と一番に神経を使うところである。そこに潜む危険 を回避するのは積み重ねてきた経験であり、マニュ
アル化して後進へ着実に残している。
4名の調理スタッフも大変だ。真夏に安心して食 事をしてもらう為に衛生面に神経を注ぐ。昨年、厨 房の大改修を行った。 最新の厨房設備を導入し、空 調も完備した。眉間に皺状態だったスタッフに笑顔 が戻り、生徒が楽しみにしているカレーライスをよ り一層美味しく振舞うことが出来る様になった。 同 窓会会員の皆様の募金や支援に感謝。
生徒達の熱中症対策にまだまだ支援が必要。全室 エアコン導入、待ち時間に熱暑から守る浜の日よけ、 等々数知れず。「 生徒達を守って、はじめて語れる
伝統」と下島さんは語る。臨海教室の様々なご苦労 や課題は尽きません。 100周年を次の100年に引き 継ぐべく、新宿生全員が思い出としている臨海教室
の伝統を絶やさず繋ぐのは正に今の我々世代の責任 ではないでしょうか。
業間体操を後世に
~新宿高校体操DVD 化~ 発起人・旧体育科職員 鈴木裕太さん(25回)
新宿高校創立50周年記念誌に昭和 28年の出来事として、業間体操の始 まりが記されている。『結核患者の多 い本校生徒の体力増進のために、10
月5日から実施された。この体操は体育科で考案さ れ、「新宿高等学校体操」と名付けられたもので… 業間体操は、2時間目と3時間目の間にある30分間
の朝礼の時間に行われ、…』とある。これより今日 に至るまで、この「業間体操」は新宿生に長く受継 がれ体力増進を超えてイベントに欠かせない「レガ
シー」と化しました。
私も多くの方と同様に、在学中は模範演技に合わ せて身体を動かすだけで体操自体を覚えてはいませ んでした。 が、新宿高校に赴任が決まると指導する 立場になり、須田一先生や戸田洋一先生の演技を必 死になって学びました。 当時はビデオに残した映像 も無く、年に数回の体操が学ぶ機会でした。そのよ うな訳で、私が新宿高校を去る平成11年を前に、 この体操をビデオに収めて体育科に置いてきまし た。 そのビデオを平成28年まで生徒指導に使い続 けていると聞き、驚きと同時に光栄で胸一杯になり ました。 さらに「新宿高校体操」と検索すると、 YouTubeで40代の私のこの演技が見られる事が出 来て、2度ビックリ。
今回の制作は、『新宿高校創立100周年記念事業 の目的にある「伝統の継承」の一環として、業間体 操を後世に正しく伝え継ぐためにDVDに収録した
い』との同窓会からの依頼でした。 私自身も老体に 鞭打って演技しましたが、今後は私に代わって後世 へ体操の指導伝達を担って欲しく、若い高校生にモ
デルになる様に声を掛けました。平成28年度の体 育祭で皆を指導していた70回生の体育委員5名が それを引き受けてくれました。昨年6月から数回の
練習をし、生徒が弾くピアノの音録りでは指導文言 の入ったパターンも収録し、演技と併せて収録を終 えたのは今年の1月6日と半年以上をかけました。
一生懸命に練習してきた彼等は、収録時には少しの ミスも許さずに根気よく挑戦してくれました。完成 に至るまでは、加藤隆校長先生の御理解を始め体育
科:清水正廣先生と音楽科:小峰 和則先生の多大なる御協力を頂き ました。感謝申し上げます。この 「新宿高校体操(業間体操)」が末 永く新宿高校生に伝承され、愛さ
れる事を願っております。
ホームカミングデー
◇代表発起人◇
東京都立新宿高等学校朝陽同窓会 会長
創立100周年記念事業実行委員会 委員長 田中俊郎(17回)
◇発起人◇
松本雄吉 (中21回) 河合明博(5回) 橋本惠堅(9回)
村上光一 (10回) 菊池光興(14回) 垂水尚志(15回)
池辺晋一郎(15回) 青柳正規(15回) 塩崎恭久(22回)
宮﨑直道 (24回) 西尾信子(24回) 鈴木裕太(25回)
金杉一朗 (26回) 戸城幸夫 (29回) 鎌田邦広(35回)
寺村仁美 (37回) 関嶋政和(44回)
平成29年5月に朝陽66号とともに皆様のお手元にお送りいたしました「募金趣意書」はこちらからご覧ください。