年頭ご挨拶
2024年の年頭にあたり

2024年1月1日

東京都立新宿高等学校 朝陽同窓会
会長 三上 彩子(18回)

みなさま、明けましておめでとうございます。

 昨年はようやく闇を抜けて脱コロナという言葉が飛び交いました。マスクをしない方も増え、警戒をしながらも通常に戻りつつあります。

 母校に関しては、昨年の3月、コロナの影響を一番受けた生徒が卒業していきました。入学式も授業も行えない中で入学した生徒たちです。どんなにつらくて不安だったか、卒業式で答辞を読んだ男子生徒が、気持ちが高ぶって言葉に詰まらせているのを見て、先生方をはじめ私たち新宿ファミリーは胸がいっぱいになりました。

 同窓会では、皆様ご存じのように、中止となった同窓会主催の記念祝賀会にかわり、昨年9月『創立100周年記念音楽祭』を賑やかに行うことができました。現役の10代の生徒から90代のOBまで、まさしくチーム新宿の大演奏会となりました。昨年3月に亡くなった坂本龍一さんが教育実習生として新宿高校で添削した合唱課題曲など、新宿高校ゆかりの曲が満載。700名ほどの方が鑑賞してくれました。大いに新宿パワーを感じた次第です。
 館山寮も念願のエアコンが入り、9月15日から18日までの4日間に延べ56人もの方が体験宿泊してくださいました。今後の館山寮の活用が期待されます。

 また昨年は久方ぶりに総会、役員会、代表幹事会が書面、対面併用で開かれホッとしております。11月の代表幹事会では、さっそく二つの委員会を立ち上げることが承認されました。
 一つは、HPや会報『朝暘』などの更なる充実、SNSをどうするかなど、広報強化をするための委員会。これにより同窓会活動をよりお知らせしやすくなるなど、多くのことが期待されます。
 もう一つは、母校支援のための新基金開設準備委員会。実現に向けて動き出すことも承認されました。

 100周年記念事業は、記念美術展と記念庭園の完成を残すのみとなりました。記念美術展は2月12日から17日まで、新宿区立区民ギャラリーで開催します。詳細はHPをご覧になるか、事務局にお問い合わせください。

 100周年記念誌の『 百年の歩み 』や『 木々の翠を見やりつゝ 』を見ていると、新宿高校のエネルギーを感じることができます。学校や先生に噛みつきながらも新宿高校が大好きで、各業界の逸材もそろっていて、頼もしいかぎり。この同窓会はとても面白いです。
 私たちは更なる100年に向かって、もうすでに動き出しています。これからも、ご指導、ご協力よろしくお願いします。

皆さんにとって良い年でありますように。