母校『進路部通信―新宿折をり』第26号に三矢惠子さん(26)が寄稿
NHK放送文化研究所三矢惠子さん(26)が7月15日発行の『進路部通信―新宿折をり』第26号に”「継続は力なり」、そして「新宿高校の縁」を大切に”と題して寄稿されています。
1970年代前半という時代背景もあり、女性である自分が一生働き続けるという明確なイメージはないまま、何か専門性の強い学部、学科で学びたいと強い思いを持っていた三矢さんは、偶々見たドラマをきっかけに聴覚障害児教育に興味を持ち、その学科のある東京学芸大学に進学し大学院まで学ばれました。そして、勉学を続ける中で一生仕事を続けていく気持ちが固まり、当時の大学院出の女性が受けられる限られた職種の中では最難関と思われたNHKに就職されました。
けれどもNHKでは、大学での専門とは全く異なる世論調査の担当セクションに配属となり、また一から勉強。以来、調査の企画・分析・報告等の仕事を地道に積み重ねて35年。長く続けたからこそ、良い思い出のほうが多い幸せな仕事人生だったと言える、と振り返られています。
そして、2年前に定年退職された後も、現役時代と同じ職場、放送文化研究所で契約職員として「NHK年鑑」の編集に当たられています。
NHKには新宿高校卒業生が多く、色々な場面で先輩や後輩に助けられた経験を持つ三矢さんは最後に、「後輩の皆さんもこの先の人生の至る所で新宿高校の縁を感じることがあるはずで、こうした伝統校の強みを生かして、心豊かな人生を送ってください」と結ばれています。
寄稿文はこちらからご覧ください。