竹内元一さん(21)から新著 『桶狭間の戦い 前夜の真実』寄贈

 竹内元一さん(21)から新著 『桶狭間の戦い 前夜の真実』 を寄贈いただきました。

 工学部出身の元エンジニアだった竹内さんは、8年間続けた大学野球部の投手コーチを退いた4年前から「歴史研究」を本格的に始め、60代半ば過ぎからは、「桶狭間の戦い研究」についてすっかりはまってしまいました

 本書は、桶狭間の戦いが、従来から言われている「迂回奇襲説」でも「正面攻撃説」でもない、竹内さん名付けるところの「後退追撃説」が史実に近いことを歴史学的に証明し、歴史研究の分野に一石を投じられました。

 特に、300年来の定説「戦い前夜、今川義元は沓掛」が間違っていることを史料で証明し、明治以降の先行研究の大半が、前提を間違えていたことを指摘しました。

 本書の著作に当たって、最初は古文書もろくに読めなかった竹内さんは、古文書講座に通って研鑽を重ね、東京大学史料編纂所、東京大学総合図書館等に何度も通って『信長公記』の写本を比較研究し、「桶狭間の戦い」の真実を探り当てられたとのことです。

(朝陽同窓会事務局 西出紀久記)

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