坂本さん(28)の公演のご案内
演目:「ぷれい・はむれっと」
原作:W.シェイクスピア
演出:壤晴彦
会場:四谷区民ホール
日時:3月3日(土)18時半。4日(日)11時半、16時半 (3回公演)
以下 坂本さんからのご紹介文
演目は、皆さまご存じの「ハムレット」です。でも、普通の「ハムレット」ではないんです。この戯曲は、明治・大正・昭和の日本の文豪たちを大いに魅了したようで、彼らはいろいろな視点から「ハムレット」に関する書物を残しています。演出家の壤晴彦さんは、彼らのユニークな解釈を取り込んで脚本を書かれました。こう申しますと観劇を敬遠されてしまいそうですが、あの有名な「生きるべきか? 死ぬべきか?」を日本各地の方言で言うとどうなっちゃうの?
とか、オフィーリアが実は妊娠していた? というショッキングな展開とか、「えっ?」と思ったり、ビックリする内容が盛り沢山です。
観劇に来られる方は、この機会に是非とも文庫版で「ハムレット」の全文をお読みになることをお勧めします。事前に予習(笑い!)をされてからですと、お芝居がさらに面白くなりますよ。音楽監修は人間国宝の鶴賀若狭掾さんで、能舞台に見立てた「松羽目」を背景に素敵な和装もお楽しみ頂けます。
さて、私の役ですが、ハムレットが唯一心を許す学友のホレイショーです。本来、イケメンさんがやる役だそうでして、私で大丈夫かな? と思いながらも稽古に通っています。お芝居の冒頭で主要な登場人物が紹介されるシーンでは「あなたの出番はもっと後ですよ!」と劇中のナビゲーターに言われてしまい、前場で出てくるのはあと2ヶ所、「ハムレットさま」という一言の場面と、大道芸人が披露する劇中劇で「新郎の役」をやり、「新婦の役」は何とおじさんで(まあ、自分もそうなのですが)、え、こりゃお笑いかよ?
って感じで前場は終わってしまいます。後場にはお陰様でもう少し出番がありまして、エンディングでは1頁を一人でしゃべるのですが、後場の台本を10日前に受け取りましたので、「今からセリフが覚えられるのかよ~?!」と不安な毎日を送っています(笑い)!ご興味がありましたら、是非ともご一報下さいませ。
因みに、新宿区にお住まいの方、ご勤務の方は無料でご招待出来ます。 ご連絡をお待ちしております。よろしくお願いします。
坂本秀昭