お芝居のご案内
坂本秀昭さん(28F)から、公演のご案内があります。以下坂本さんから同窓会へ寄せられたメール内容をご覧ください。
皆さまへ
今月10日、長い間、入院していた母が亡くなりました。3月末から容態が悪化して、 連休明けの月曜日に主治医の先生から家族全員を病室に呼ぶように言われて、頭が 真っ白になりました。でも、母が頑張ってくれて、酸素マスクをつけて、検査機器が ベッドの脇に置いてある状態で、火、水と出社前と帰宅前に寄りました。木曜日の 朝、いつものように病院へ寄ろうとしていたら、父が「甥っ子が車を出してくれるか ら、一緒に乗っていくかい?」と聞かれたので、父、甥っ子、そのお母さんと4人で 三軒茶屋の病院へ向かいました。家からは電車で行くよりも15分くらい早く着けま す。
病室に入って、「おばあちゃん、また来たよ!」「おばあちゃん」って声をかけ たら、呼吸がなんとなく弱まっている気がしたので、機器をみたらどの数値もみんな 下がってきていました。慌てて看護婦さんを呼んだら、主治医の先生を連れてきてく れて、先生がその場で脈拍を測ったら、「お亡くなりになりました。」と言われまし た。看護婦さんから、「お母様は、息子さんが来られるのをきっと待っていたんです ね!」と言って下さり、涙がこぼれました。
3月末から4月中旬までは本業が一番忙しい時期と母の容体悪化とが重なり、そんな 時にお芝居の6月公演の稽古もあり、ぶっ倒れるかと思いました。母の葬儀の前後2 週間は稽古を休みましたが、その後は復帰して、演出家や共演者にお詫びをしながら 遅れを取り戻すべく、日々、頑張って稽古をしています。
ご興味がある方でご都合が よろしい方は、下記アドレスへ是非ともご一報下さいませ。ひさびさに、ホントに素 敵なお芝居です!
演目:「八百屋のお告げ」
脚本:鈴木聡
演出:若松泰弘(文学座。俳優、演出家)
日時:6月7日(木)19時30分、 8日(金)14時、 9日(土)17時、 10日(日)12時
会場:「Geki地下Liberty」(下北沢駅、下車) 現在、下北沢駅は工事中で、改札口が変わっていますのでご注意ください。
大学の同級生の仲良し3人組の中年女性。離婚、家族との葛藤など、それぞれが頑 張って生きています。そこへ、まったく他人の3人の男性が現れます。押しが強い
セールスマン、宅配便の変なお兄さん、司法試験に受からない万年学生。普通な人達 と思っていた3人も、実はいろんな人生を抱えて生きているんです。
大笑いさせられ た後に、じ~んとくるような場面が山盛りで、最後のシーンはとっても感動的です よ。
僕は、宅配便のお兄さん(完璧におじさんなのではありますが)で、客席を笑わ せます!
初日の木曜日は、会社勤めの人も仕事を終えてから来られる開演時間にということ で、わざわざ30分遅くして頂きました。ということですので、木曜日の夜は劇をご覧
になって、それから下北沢で一杯飲んでお帰り下さいませ。勿論、週末にゆっくり観 劇をご希望される方も大歓迎です。皆さまの優しいお気持、お待ちしております。
坂本 秀昭