新宿高校創立100周年記念事業
100周年記念に向け、さらなる一歩を
朝陽同窓会幹事長 橋本健一(19回)
1922年(大正11年)、本校の前身となる東京府立第六中学校が開校されてから、いよいよ来年(2022年)には創立100周年を迎えることとなりました。この節目の年に向かって、記念事業の展開を目指し、2015年には目標額を1億円とする創立100周年記念募金が開始されました。幸い、多くの同窓生また新旧教職員方のご賛同を得、累計約7600万円を超して目標額まであと一歩というところに迫りつつあります。厚く御礼申し上げると共に、本年,明年の第Ⅳ期2箇年、一層のご協力をお願いいたします。
記念事業としては既に、
母校支援の一貫として給付型奨学金の支給を開始し、寄付金の一部はその基金として残しています。
また、館山寮の改修に着手し、厨房の機器改善,厨房・食堂の冷房化や船倉の改修が完了しています。特に近年の夏の酷暑化から厨房の冷房化は従業員の健康管理上からも欠かせないものでした。
さらに、朝陽合唱団の設立,ホームカミングデーの開催等々、100周年記念に関連して始められた事業も着実にその歩を進めています。
そんな矢先、2019年9月に房総半島を直撃した台風15号により館山寮男子棟全壊の大被害を受けたことはご承知のとおりです。直ちに、緊急館山寮再建募金をお願いし、約2800万円を超える浄財をご寄付いただきました。
既に、第1期工事として一部破損箇所の改修,全壊部分の整地等が完了し、男子棟再建に向かうところでしたが、新たな課題として、コロナ禍の長期化を考慮した再建を考えねばならないという事態が生じました。
さらに、損壊を免れたとは言え、女子棟も老朽化が進んでいます。これまで誰も経験したことのないコロナ禍という事態に対応できる再建を目指すためには、より一層の資金が必要となります。100年の伝統を守るため館山寮へのさらなるご支援をお願いする次第です。
再び100周年記念事業に目を向けると、冒頭の奨学金支給や館山寮改修の他、現在、同窓会では
・記念祝賀会、
・記念音楽会、
・100年誌「あゆみ(仮称)」の発行
の3つを柱に各準備委員会等が中心になり準備を進めています。
また、台風被害からの館山寮再建についても同様に来年の再建を目指し館山寮再建実行委員会が中心となり鋭意推進しています。
来るべき2022年が、正に創立100周年を照準とした大切な事業が一度に開花し、多くの会員の皆様と喜びを享受できる年となることを期待しています。
会員の皆様におかれましても各事業の成功に向けてご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
創立100周年記念事業全体の状況については、ここをクリックしてご覧ください。