北海道朝陽会

開催回 日取り 場所
第40回北海道朝陽会総会 2023年7月1日(土) 札幌グランドホテル
第39回北海道朝陽会総会 2022年7月2日(土) 札幌グランドホテル
第37、38回報告 2021年10月30日
2020年10月10日
札幌グランドホテル
第36回北海道朝陽会総会 2019年 7月 6日(土) 札幌グランドホテル
第35回北海道朝陽会総会 2018年 7月 7日(土) 札幌グランドホテル
第34回北海道朝陽会総会 平成29年 7月 2日(土) 札幌グランドホテル
第33回北海道朝陽会総会 平成28年 7月 2日(土) 札幌グランドホテル
第32回北海道朝陽会総会 平成27年 7月 4日(土) 札幌グランドホテル
第31回北海道朝陽会総会 平成26年 7月 5日(土) 札幌グランドホテル
第30回北海道朝陽会総会 平成25年 7月 7日(土) 札幌グランドホテル
第29回北海道朝陽会総会 平成24年 7月 1日(土) 札幌グランドホテル
第28回北海道朝陽会総会
案内はこちらから
平成23年 7月 2日(土) 札幌グランドホテル
第27回北海道朝陽会総会 平成22年 7月 3日(土) 札幌グランドホテル
第26回北海道朝陽会総会<
 案内はこちらから
平成21年 7月 4日(土) 札幌グランドホテル
第23回北海道朝陽会総会 平成18年 7月 1日(土) 札幌グランドホテル
第22回北海道朝陽総会 2005年 7月 2日 札幌グランドホテル
第21回北海道朝陽総会 2004年 7月 3日 札幌グランドホテル
第20回北海道朝陽総会 2003年 7月 5日 札幌グランドホテル
第19回北海道朝陽総会 2002年 7月 6日 札幌グランドホテル
第18回北海道朝陽総会  2001年 7月 7日 札幌グランドホテル
第17回北海道朝陽総会 2000年 7月 1日 札幌グランドホテル
第16回北海道朝陽総会 1999年 7月 3日 札幌グランドホテル
第15回北海道朝陽総会 1998年 7月 4日 札幌グランドホテル
第14回北海道朝陽総会 1997年 7月 5日 札幌グランドホテル
第13回北海道朝陽総会 1996年 7月 6日 札幌グランドホテル
第12回北海道朝陽総会 1995年 7月 8日 札幌グランドホテル
第11回北海道朝陽総会 1994年 7月 2日 札幌グランドホテル
第10回北海道朝陽総会 1993年 7月 3日 札幌グランドホテル
第9回北海道朝陽総会 1992年 6月27日 札幌グランドホテル
第8回北海道朝陽総会 1991年 6月29日 札幌グランドホテル
第7回北海道朝陽総会 1990年 6月30日 札幌グランドホテル
第6回北海道朝陽総会 1989年 7月22日 札幌グランドホテル
第5回北海道朝陽総会 1988年 5月21日 札幌グランドホテル
第4回北海道朝陽総会 1987年 5月16日 札幌グランドホテル
第3回北海道朝陽総会 1985年 4月19日 札幌グランドホテル
第2回北海道朝陽総会
第1回北海道朝陽総会 1984年 3月 3日 札幌グランドホテル

北海道朝陽会の歩み

 北海道朝陽会の長老である、小島忍さん(4回)にお話を伺いました。

 小島さんは北海道大学(文類)進学のため1952年に来道され、札幌で就職『北海道に来るときは北大4年生の先輩にお世話になった。その年は新宿高校から北大に2名入学し、数名の六中の先輩が歓迎会を開催してくれた。ただ、活発な同窓会活動があったわけではなく、北大に来た学生のほとんどは卒業後に本州へ戻ることが多かった、一方、北大教員には数名の同窓生がいたようだ。就職後は北海道での同窓生との関りはあまりなかった。

 その後、北海道朝陽会が立上るわけですが、その時のことを松野淳子さん(27回)にまとめてもらいました。


 『1982年9月頃、水泳部のOBが札幌に数名転勤、移動等で集まり会食をし、その輪を広げたいと、遠藤象三さん(中21回:2011年没)を紹介された。過去に六中同窓会が何度か開かれたが久しく行われておらず、名簿もない状況であったので喜柳俊幸さん(24回)と私が中心になり、朝陽同窓会にも名簿や北大入学生情報などの協力も得ながら、名簿作りをした。北海道在住の方々へ郵便で案内を送るとともに、北大教員であった吉野悦郎さん(北大経済:20回:2018年没)と松野功さん(北大歯:27回)は大学内に張り紙をして呼びかけた。

 そして、1984年3月3日に第1回北海道朝陽会の開催にこぎつけた。当時は北大生も10名近く参加し、総勢38名と記憶している。会場は、遠藤さん紹介の札幌グランドホテル支配人(当時)の杉岡章さん(2回)とのご縁があり、札幌グランドホテルを使用し、現在までも継続している。その後、5月発刊の「朝陽」で前年の北海道朝陽会の報告を行い、その後、案内を出せるように夏開催にした結果、7月の第1土曜日が定例となった。』

 すすきの中心部の名士であった遠藤さんは北海道朝陽会を語るには欠かせない方であり、山崎一彦さん(18回)に遠藤さんについて記載してもらいました。

 『北海道朝陽会の立ち上げやその後の歩みについては、遠藤象三さんを抜きに、語ることは出来ない。札幌の中心部で不動産業など手広いビジネスを展開している遠藤興産の社長として、ススキノのど真ん中の蔵の立ち並ぶ広大なお屋敷をお住まいとしていた遠藤さんは、紛れもなく「札幌のドン」であり、私達、北海道朝陽会のメンバーにとっての支柱であった。

 実は、遠藤さんは、六中には入学したものの、卒業はしていない。1945年4月、多くの東京府民が空襲を避けて東京を離れる中、六中に入学するため、札幌から上京した。ところが、山の手の大空襲により学校も休校となったため、札幌への帰還を余儀なくされた。その後、東京へは戻らず、札幌一中~札幌南高~北大と、北海道のエリートコースを歩まれた。

 北大卒業後、改めて一ツ橋大学で学び直された。大学卒業後、札幌に戻って家業を継ぐことになったが、事業を大きく成長させて、亡くなる直前まで遠藤興産社長としてビジネスの第一線に立っておられた。狭いローカルのビジネス社会の中を生きておられた遠藤さんにとって、ただただ少年時代の一時の縁で繋がった北海道朝陽会は、唯一心を許せる集まりだったのかも知れない。映画とクラッシックと北海道朝陽会をこよなく愛した遠藤さんが亡くなって9年。遠藤さんの愛した北海道朝陽会の集まりも、今年で37回を迎える。』

 新宿高校100年の歴史にふさわしく、進学、就職、そして転勤や結婚などで北海道と縁を持つ方、また生活の拠点を置いた方など、朝陽同窓生が数多くいます。北海道朝陽会は第1回の松野功さん・淳子さん御夫妻から、吉村正さん(17回)・桃子さん(17回)御夫妻、吉野悦郎さん、山崎一彦さん、永瀬佳明さん(27回)、江本、小川一雄さん(38回)と事務局を受継ぎながら、在札幌の幹事が中心となり開催してきました。わざわざ、このために東京から札幌にきてくれる方もおり、毎回フレンドリーで楽しい時間を共有しています。

 しかし、これからは若い人や札幌以外の道内の方に参加してもらうなど、多様性が持続するために必要であると感じています。北海道に縁のある朝陽同窓生が世代にとらわれず北海道朝陽会を継続していくことが、諸先輩方の足跡を消さぬために必要なことと考えており、北海道朝陽会も長生きしていきたいと願っています。

江本 匡(31回)